札幌市の郊外でかつて農家を営んでいたご両親が残した家に住んでいたMさん姉妹。築60年を経た実家の寒さと結露、空気の流れの悪さなどが、姉妹の悩みの種でした。「2021の春、そろそろ住まいを一新して将来に備えたい」と考えていたお二人が注目したのが、室内の空気の浮力を利用するパッシブ換気の住まいでした。そして、豊富な施工実績を持つ大平洋建業に新築の依頼をしました。北方型住宅ECOの基準をクリアする高断熱・高気密の住まいづくりに力を入れている点も決め手になったといいます。
「パッシブ換気は、部品交換や破損が生じる機械的な設備がなく、メンテナンス不要という点も魅力でした。それでいて、換気量も自動でコントロールされるため、省エネ効果も期待できます」とMさん。新築依頼を受けた大平洋建業は、陽当たりに恵まれた立地を生かし、床下の空気を太陽熱で暖め、より高い省エネ性を発揮する「ソーラーウォーマー」の併用も提案しました。
2022年3月、新居が完成。お二人の要望を反映し、ワンフロアでの生活も可能な平屋ベースで設計された住まいは、どこもゆったり広々。大きな窓からたっぷりの陽射しが注ぐ南向きのリビングは、明るく開放的。Mさんが大切にしている庭に直接出入りもできます。「空気感が自然で気持ちいいですね。気密性が良いせいか、室内は静かで落ち着きます。安心して住める終の棲家が出来ました」と、Mさんは満足そうに話してくれました。
玄関には土間続きにシューズクロークを造作し、2WAY動線を採用
晴れた日には南の窓から外光がたっぷり入る開放的なLDK。床には足触りの良いナラ無垢材のフローリングを採用
床下放熱器で暖められた外気は、床のガラリから室内へ循環。エアコンのような不快な風を感じないのもパッシブ換気の特徴
みんなで家事がスムーズにできるよう、空間にゆとりを持たせた対面式キッチン。キッチンと収納は、トクラスのシステムを採用
ユーティリティには窓を設けて風通しと明るさを確保。キッチンとの動線が短く、家事効率も良い
リビングの一角には、畳の上で足を伸ばしてくつろげる小上がりを設けた。床下には、容量たっぷりの造作収納も
リビングからは庭へ直接出入りが可能。外部空間とのアクセスの良さも、くつろぎ空間に一層の広がりを与えてくれる
玄関からリビングへの動線上に、造作棚を設えた納戸を設置。季節用品や家族の荷物をたっぷりとしまうことができる
温かみのあるイエローの壁紙を貼った妹さんの部屋は1階にレイアウト。愛猫が自由に出入りできる猫窓を設けた建具を採用
2階南面には、暖かな時期に物干しやアウトドアリビングとしても活用できる広々としたバルコニーを設置
日射率の高い南面外壁には、取り込んだ外気を太陽熱で暖め、省エネ効果を高めるソーラーウォーマーのパネルを設置
施工エリア | 北海道札幌市 |
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カテゴリー | 新築(戸建て) |
家族構成 | ファミリー |
価格帯 | - |
竣工年 | 2022年 |
社名 | 大平洋建業(株) |
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住所 | 〒062-0034 札幌市豊平区西岡4条14丁目2-13 |
TEL | 011-584-3071 |
施工対応 エリア |
北海道(道央) |