午後14時の光と土壁の色
札幌市の築20年の戸建住宅の一室を、土壁やカラマツ無垢フローリングなどの自然素材を使って、リノベーションしました。過度の乾燥に弱いため、素材使いで改善してほしいというリクエストもあり、調湿性や保湿性に期待してカラマツ繊維を含有した土壁にしました。土の色をそのままにしたのは、自然の色そのものの美しさを活かすということもありますが、札幌の住宅街の一角にある住宅の一階のため、雪の積もる4か月は雪の白さを見ることになる為、視覚的に暖かさを感じる色が欲しかったという理由もありました。夏に訪問すると、洞窟にいるような雰囲気で、涼しさを感じるのも嬉しい誤算でした。
写真撮影:日比野寛太
空間全景
家具はデンマークを中心とした北欧家具でまとめています。インテリアデザインも弊社で設計や照明計画と同時に、提案しています。
窓辺の風景1。今回は窓は既存のものをそのまま使っています。
窓辺の風景2。ここでは日射遮蔽が調整しやすい廉価なアルミブラインドを使っています。
リモートワークに合わせたホームオフィス。ZOOMなどの背景としても活躍します
奥の部屋は、リフォームをしていないビニルクロスと複合フロアの部屋。素材感の違いで部屋の印象が変わるのが面白い。
壁の質感。土壁にカラマツの粉砕したチップを混ぜ込むことで、凹凸のある豊かな表情に。どんなものを置いても映える余白のある壁。
施工エリア | 北海道札幌市 |
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カテゴリー | リフォーム・リノベーション(戸建て) |
家族構成 | ファミリー |
価格帯 | 1000万円〜 |
竣工年 | 2023年 |
社名 | HOUSE&HOUSE 一級建築士事務所 |
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住所 | 〒007-0867 北海道札幌市東区伏古7条2丁目5-13 |
TEL | |
施工対応 エリア |
全国 |