古い住宅街、建屋が密接する狭小地にこの家は建つ。
南北東の三方を建屋に囲まれ、前面道路は西日が強い。
配置計画は自身の採光と通風を確保すると同時に、周辺環境や隣家への配慮を意識しながら行った。
建物を任意でセットバックし「感覚として狭い道」を広げ、生まれた敷地の余白に深く軒をかける。
近接する隣家の影響を受けほぼ日陰となる1階には主要な居室を設けず、
家族室など太陽を欲する住空間は2階以上へ持ち上げた。
北側隣家への日照を遮らない向きに取った屋根勾配は、そのまま南の眺望へ広がり開放される。
既存のコミニュティが新たな住人をスムーズに受け入れ、
隣人同士の会話が生まれる「つながり装置」として建築が手助けできること。
敷地に余白を持たせ【町に屋根をかける】ことで出来た大きな軒下は、
子供が走り回り親たちの立ち話が見られるような、下町に馴染む風景を再生してくれた。
施工エリア | 福島県いわき市 |
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カテゴリー | 新築(戸建て) |
家族構成 | ファミリー |
価格帯 | - |
竣工年 | 2015年 |
社名 | (有)ハコプラスデザイン |
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住所 | 〒970-8036 福島県いわき市平谷川瀬二丁目6-4 |
TEL | |
施工対応 エリア |
全国 |