階段へのアプローチをスムーズにするため、下段はリビング側へと角度をつけた。
その踊り場が居場所の一つに。
伊達市・Sさん宅 夫婦30代、子ども1人
146号胆振で建てるなら、ココ!2024
床の色、塗り壁の雰囲気、梁の出具合。SUDOホームのオープンハウスで見たそれらがすべてしっくりきたと話すSさん。
翌日には同社を訪れ、要望をびっしり書き込んだ紙を渡しました。その中で設計担当者が一番意識したのは、家のあちこちに「居場所」があるというもの。2階にはフリースペースを置き、一人分の小上がりも用意。家の各所にほっとひと息つける場所を設けることで要望を叶えています。
ご夫妻は「開放的すぎない」家を希望する一方で、ほかの部屋にいる家族の気配を感じられることも望んでいました。両立が難しいようにも思いますが、玄関からリビング、リビングから和室など空間のつなぎ目を絞り、その一方で階段は吹抜けに。
適度にプライバシーを守りつつ家族がどこにいるか、その存在を感じながら過ごせる「つかず離れず」の家となりました。
完成から3年。Sさんは「すべての意見を尊重してもらえ、スタイリッシュにまとめてくれました」と満足そう。
庭には畑をつくり、外壁にも手を入れるなど完成後もSUDOホームと住まいを育てています。
実は家の完成前に奥さんの妊娠が分かり、現在は3人家族となったSさんご一家。フリースペースはデスクライトを置けばスタディスペースになり、2階の洋室は2つに区切ることも可能。居場所が多くライフステージの変化にも柔軟に対応できるこの家で、同社とのお付き合いはまだまだ続きそうです。
SUDOホームの家の現し梁の美しさも決め手の一つだったそう。
奥さんの希望でキッチンはリビングに向けた対面式に。
奥さんが使いやすいよう88cmの高さにした造作キッチン。
洗面スペースからつながる回遊動線を設けており、通路幅が110cmもあるのですれ違っても余裕がある。
自然光の入る洗面スペースをはじめとしたユーティリティ、浴室の水まわりは住まいの北側に集約。
奥さんが好きだというキッチンからの眺め。
玄関から和室まで見渡せ、子どもの姿を見ながら作業ができる。
屋内外のスペースを有効に使うため斜めに取り付けた大開口。
借景の緑も効果的に取り込めている。
リビングの奥にある和室は、程よいこもり感と開放感が共存する場所。
和室の床下は大容量の収納スペースになっている。
2階にある大容量の本棚と向い合うフリースペース。
窓からは川沿いの緑を眺められる。
外の景色を見ながらくつろげる小上がり。この狭さがちょうどいい。
ダイニングの大開口から出入りできる縁側では、家族で朝のすがすがしい空気を吸うことも。
Sさん希望の書斎の入り口。
2帖という面積から「押し入れで遊んでいた感覚に」と、設計担当者の提案で床を約30㎝上げ。あえてタイトな空間に。
玄関はリビングへの視線が届きづらさを考え現在の位置に。
当初、Sさんの希望は白いガルバリウム鋼板の外壁だったが、周囲が自然豊かな環境という事もあり、1階部分に道産スギを採用した。
外構は今年完成。敷地の四隅にベンチを配し屋外にも居場所を用意。
~建築データ~
構造規模:木造(新在来工法)・2階建て
延床面積:128.28㎡(約38坪)
主な外部仕上げ:屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/道南スギ板張・ガルバリウム鋼板、建具/木製断熱玄関ドア、窓/木製サッシ・樹脂サッシ
主な内部仕上げ:床/ナラフローリング、壁/しっくい塗壁、天井/環境壁紙
断熱仕様充填断熱:基礎/押出法ポリスチレンフォーム(B3)100mm、壁/高性能グラスウール16kg210mm、屋根/セルローズファイバー25kg350mm
性能数値:UA値0.30w/㎡k
暖房方式:温水パネルヒーター・床暖房
冷房方式:エアコン
工事期間:令和2年8月~12月(約4ヶ月)
施工エリア | 北海道伊達市 |
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カテゴリー | 新築(戸建て) |
家族構成 | ファミリー |
価格帯 | - |
竣工年 | 2020年 |
社名 | SUDOホーム<須藤建設(株)> |
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住所 | 〒052-0012 伊達オフィス:伊達市松ヶ枝町65-8 〒062-0921 札幌オフィス:札幌市豊平区中の島1条5丁目3-11 〒044-0077 ニセコオフィス: 虻田郡倶知安町字比羅夫159-8 |
TEL | 伊達オフィス:0142-22-0211 札幌オフィス:011-816-8900 ニセコオフィス:0136-55-6350 |
施工対応 エリア |
北海道(道央、室蘭市、苫小牧市、登別市、伊達市)、東京都、埼玉県、千葉県 |