福島市西部に立つEさん宅は、全面スレート鎧張りの外観がスタイリッシュな平屋です。子どもの誕生を機に、家づくりを検討し始めたというご夫妻。自然豊かな地で朝日を眺めながら暮らしたいと希望し、東側に大きく開けた高台の土地を買い求めました。

実現したい家の形を細部まで思い描いていたEさんは、「自分の理想や好みを形にしてくれるのは、プランニング力、職人の力量ともにレベルの高いe-be design以外にはない」と、当社への依頼を決めたといいます。

Eさんが理想としたのは、非日常的な雰囲気で機能美あふれる住まいです。内装は白と木を基調とし、色味を抑えてシンプルに。幅木や廻り縁、見切りも設けず、凹凸のないすっきりとした空間を演出しています。エアコンもすべて天井埋め込みにし、愛犬のスペースも壁内に収まるよう造作するなど、美しく見せることに徹底してこだわりました。

玄関ホールから奥へ進むと広がるのは、間口5間という大空間のリビング・ダイニング。東側一面の大開口に映し出される市街地や信夫山の風景も相まって、リゾートホテルを訪れたかのような開放感と安らぎに包まれます。窓に沿って設けられた内土間の中央には、ひときわ存在感を放つシンプルモダンな薪ストーブが。この内土間は外の土間空間とフラットにつながり、窓を開ければ内と外の一体感を楽しめるのが魅力です。

玄関から収納、キッチンからパントリー、洗面脱衣室への動線など、考え抜かれた間取りもまた日々の家事負担を和らげてくれます。ホテルライクな浴室の隣には、サウナ室を設けました。

「目に入るものすべてが美しく納まっていて本当に気持ちがいいです。やりたかったことをほぼ実現できました」と、笑顔で話すEさん。四季折々の自然を身近に感じながら、ゆったりと日々の暮らしを楽しんでいます。