北側の庭は珍しいと言われますが、太陽に向かって花が咲くため、部屋から見ると花々が自分たちに向かって咲き、とても豊かな暮らしが生まれます。
またテラスも、上手に日陰が出来るため、穏やかなテラスでの生活も楽しめます。
2020年12月竣工した川桜を臨むガレージハウスです。
仙台市太白区富澤の笊川とその緑道に面した敷地です。
敷地は北側にとても眺めが良く、笊川や緑道の桜を眺めることが出来るとても良い敷地環境でした。
そのため、住宅は南側に庭を取り、南に開くことが住宅設計の基本ではありますが、この敷地の特性を読み解き、眺望の良い北側に住宅を開き、庭も配置しました。
また、お施主さまの趣味でもある愛車。これを眺めることが出来る「住宅と一体化したガレージハウス」としました。
北側の豊かな河川の風景と、そこにある桜を借景にしたガレージハウスです。
ガレージの愛車を横から眺められる落ち着いたPubスペース
借景の桜を眺められる北向きリビング
眺望のいい2Fのオープンラウンジをスキップフロアにより緩やかに繋げながらも多様な表情の居場所のある住宅です。
設計:L・P・D architect office / 株式会社L・P・D
施工:吉田建築
洗面所:大蔵山スタジオ
ランドスケープ:庭一株式会社 / よっちゃんの庭工房
南側に玄関とガレージがあります。外壁は焼杉張りで、ガレージシャッターと玄関前扉も木製のルーバーになっています。玄関前扉は木製ルーバーの扉をスライドすると、玄関扉がもう一枚あります。
木製ルーバーのシャッターは自動で上下出来、愛車の出入りが出来ます。
また、今回はガレージに柱が出てきたくないお施主さまの要望により、SE工法で木造ながら柱が少ないのも特徴のひとつです。
緑道沿いからも見ても、風景に溶け込む住宅です。
笊川と桜が目の前にあるとても豊かな環境です。
部屋の中とガレージをなるべく一体的な空間になるよう天井の仕上げを一緒にしています。
ガレージの中からも、一段上に上がった庭があります。庭は緑道公園にもすぐにアプローチ出来るように建築の際に掘った残土を利用し、緑道と同じレベルまで揃えています。
また、庭のレベルを上げた際の土留めには、建築工事ではあまり利用されませんが、土木工事で利用される「蛇籠」を利用しています。
玄関を入るとPubスペースとなっており、愛車を眺めながらワインを飲む場所です。
Pubスペースの天井は、ガレージと同様の木毛セメント板です。
L・P・D architect officeからお施主様にご紹介させてもらった宮城県丸森町の「大蔵山スタジオ」の石とデザインによる洗面台をPubスペースに入れました。
スキップフロアの住宅になっており、Pubスペースから下に行くとゲストルームと納戸になっています。上に行くとリビングキッチンがあります。
ゲストルームは天井は低くなっていますが、落ち着いた調光式照明が入っており、落ち着いた部屋になっています。
土留めの蛇籠を見ることが出来ます。
Pubスペースから上に行くとリビングキッチン。ここまで上がってくると、緑道公園のレベルと同じ高さにあり、緑道と一体化したリビングになっています。
北側開口の多い住宅ですが、北側は緑道と河川のため建物が建つ恐れがないため、安定した光が住宅に入ってきます。南側からの最高もキッチンの部分にひとつ大きくとっています。
キッチンから見たスキップフロア。
最上部のオープンラウンジから見た部屋全体の様子
最上部にはゆとりのあるオープンラウンジをつくっており、ヨガをしたりお茶を飲んだり、思い思いの時間を過ごせる場所になっています。
最上部の主寝室。一体化したテラスも少しゆとりを持たせています。
ベッドルームとクローゼット
北側のテラスのため、直射日光がないため、とても気持ちの良い時間を過ごせます。
夜になると緑道公園の桜をライトアップしたことで、より気持ちの良い空間となります。リビングから夜桜を楽しむことが出来ます。
外観・夕景
玄関
施工エリア | 宮城県仙台市 |
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カテゴリー | 新築(戸建て) |
家族構成 | 夫婦 |
価格帯 | - |
竣工年 | 2020年 |
社名 | L・P・D architect office |
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住所 | LIVING -model room- 〒989-2441 宮城県岩沼市館下3丁目1−23 OFFICE IWANUMA MIYAGI 〒989-2432 宮城県岩沼市中央3丁目6−8 Tateshita Share |
TEL | 0223-29-4830 |
施工対応 エリア |
全国 |