関西から毎年、丘の景色や大自然をシャッターに収めるのを楽しみに美瑛に通い続けてきたSさん。さまざまな縁が繋がり、長くこの場所で営業していた「美瑛の丘のペンションほおずき」から一棟のコテージと土地を受け継ぐことになりました。宿を経営するため、一念発起して移住を決意。自分の住まいづくりに取り掛かりました。
移住を決意する前から、「住むならどんな場所がいいだろう、理想の家は…」と、北国に住む憧れはありました。住宅関連雑誌を眺めるたびに、目を惹くのは芦野組の家。すぐに連絡をし、遠距離での住まいづくりが始まりました。「施工事例は雑誌やWEBで確認できたし、何よりその土地での暮らしを知っている地元の会社であるという信頼感があって、安心して任せることができました」とSさんは振り返ります。
2019年4月、春の大雪に戸惑いながらも引っ越し。完成したわが家は、丘と山々を一望できる大開口の窓、広めの土間に憧れの薪ストーブ、4.6mの吹き抜けとその高さに映える小鳥のモビールなど、リクエストがギュっとコンパクトに収まった理想的なものでした。そして7月からは、一棟貸しのコテージ「ことりとこりす」をオープン。自身と同じように美瑛の風景を愛する旅人の受け入れも始めました。
本格的な冬。深い雪に包まれる丘の景色、真っ白な旭岳、朝陽に輝くダイヤモンドダスト、めぐる季節の風物詩一つひとつが、憧れの土地での生活を彩ります。
梁はカラマツ材、天井はトドマツ材という美しいコントラスト。土間のベンチに腰掛けると、丘の景色と旭岳が目前に広がる。毎朝、大開口の窓から旭岳をチェックし、くっきりと見えたら撮影へ出かけるという
広い土間空間が玄関先から奥まで続く
キッチンは、宿泊者と一緒に作業することも想定してシンクを2つに
雄大な自然を堪能できるようあえて内外の境を曖昧に
主寝室には、壁一面の蔵書。収納式のベッドで、日中はすっきりと
ユーティリティは日用消耗品のバックヤードとしての機能も
2階は家族や友人のためのゲストスペース。階段踊り場から右側にトイレと洗面台を設えている
トドマツ材の屋根なり天井が心地よい2階のゲストルームは10畳の和室仕様
施工エリア | 北海道道北その他 |
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カテゴリー | 新築(戸建て) |
家族構成 | 一人暮らし |
価格帯 | - |
竣工年 | 2019年 |
社名 | (株)芦野組 |
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住所 | 〒078-8308 北海道旭川市旭神町28番地の106 |
TEL | 0166-65-7087 |
施工対応 エリア |
北海道(道北) |