「大きな屋根の小さな家」は、遊歩道に面した敷地に建つ木造平屋の住宅です。イメージしたのは、防風林や南幌の水平線によく似合う住宅です。
恵まれた敷地環境を活かせるよう、眺望を楽しむ6つの大きな窓とテラスが設けられ、リビングや家事室と内外一体的な利用ができます。テラスには物干しやベンチ、薪置き場などを設けるとともに、大きな軒と袖壁が付きます。夏場の日射遮蔽に加え、開口部に対して適度な目隠しとなり、室内に安心感を生み出しています。
東西に長い間取りは、南北の大窓と相まって家に開放感を与えます。玄関から入ると、奥に向かってキッチン、リビング・ダイニング、子供部屋、フリースペース、寝室と、奥に行く程プライバシーが高まるよう配置されています。屋外物置、食品庫、クローゼット、ロフトや天井収納が充実し、浴室、洗面、トイレはバリアフリーに配慮されているのも特徴です。
基本性能はUA値0.24、C値0.32と高気密高断熱を実現。床下換気暖房方式を採用し、温度ムラの少ない温熱環境と適度な床面温度を確保。快適な環境に加え、外壁や軒天の板張り、無垢フローリングなどの自然素材を採用することで優しい空間を実現しています。また、無落雪屋根に加え、カーポートを備えることで除雪の手間を軽減しています。
美しい風景を楽しみながら、家と庭を一体的に使いこなして暮らす家。「大きな屋根の小さな家」は北海道の新しい暮らしを実現できる住宅です。